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アジアカップの日本代表を勝手に総括してみた

AFCアジアカップ2023で我らが日本代表森保ジャパンは、準々決勝でイランと対戦し1-2でベスト8敗退という結果になりました。
アジアカップの成績はグループリーグ2勝1敗、決勝トーナメント1勝1敗で、計3勝2敗ということになり、次回のFIFAランキングではかなりの下落も予想される結果となってしまいました。



今大会の日本代表の結果は当然の結果

ベスト8敗退となった日本代表なのですが、結果的には現時点での問題点が浮き彫りになったことで、今後に向けては良かったのかもしれません。

ワールドカップカタール大会以降、日本代表は親善試合やワールドカップ予選でも素晴らしい結果を出してきていました。
結果を見れば確かに素晴らしいとはいえるのですが、実際にはさほど進歩していなかったことも今大会では露呈しています。
2チーム作れると豪語していた選手層の厚さも、いざ大会が始まってしまうと嘘のように瓦解し始め、結局はスタメンの疲労があからさまになっていました。

でも、確かに選手個々のレベルも上がってますし、各ポジションに海外で活躍する選手も増えてきたのは事実です。
現に、昨年の親善試合では連戦でメンバーをガラッと入れ替えて勝利しているように、2チーム作れるほどの選手層があることは間違いなかったはずです。

なのですが、いざアジアカップが始まってしまうと、何故か凝り固まった起用となってしまい、結果、相手チームより動けずに負けてしまうという愚行を見せてしまいました。

その理由はまあ監督の責任がかなり大きいのでしょうが、けが人の増加や週刊誌報道など運の悪さもあったのかもしれません。

 

日本代表のコンセプトはなんだったのか?

さてさて、今更とはなりますが、じゃあ日本代表はどんなチームカラーで戦ってたのかというと・・・
ワールドカップ時は「いい守備からいい攻撃」というコンセプトだったのが、昨年には「まずは相手にプレッシャーをかけ、受けるところは受けていく」に若干変化しています。

今大会の日本代表のサッカーでも、ところどころハイプレッシャーをかける場面はあったのですが、全体的に見るとワールドカップ時と比べてプレッシャーが弱かったのではないか?と見えました。
それが、コンセプトが変化したせいなのか?選手個々のコンディションによるものなのか?はたまた相手がプレッシャーのハマらないフォーメーションだったのか・・・

大会後、森保監督のコメントでは推進力といったワードも出てきた。
後半に交代カードを使った意図に関しての質問で出たワードなのだが、コンセプトやいい守備、プレッシャー、推進力など、おもにメンタル面の指示がコンセプトということなのかもしれない。


なぜ日本代表のコンセプトは破綻し破れたのか?


ではなぜ、ドイツやスペイン、トルコなど強豪国を破ってきた日本代表が、ランキング下位のイランやイラクに負けてしまったのだろうか?

チームのコンセプト道理に試合を運べていれば勝てたのではないか?
日本代表のコンセプトにあるいい守備のコアの部分はハイプレスです。
ハイプレスは効果的な戦術ですが、当然のように体力の消耗が激しい諸刃の刃のような戦術でもあります。

なので、毎試合フルタイムでハイプレスできるかといえば否となります。
カタールワールドカップの時も、グループリーグのドイツ戦とスペイン戦ではハイプレス戦術がハマりましたが、負けた二試合はハイプレスがそこまでハマらなかった可能性があります。
その要因は相手のフォーメーションなどさまざまあるのでしょうが、こちらの体力切れが大きかったと思われます。

今回のイラン戦も中2日の過密日程でスタメンも3人のみの変更ということもあり、決してフレッシュな状態ではなかったといえます。

ハイプレスで行くなら思い切ってスタメンをターンオーバーするべきでしたし、スタメン固定でいくなら別の戦術も用意しておくべきだったのでしょう。