日本VSタイの招集メンバーが決定!!
1/1に行われる日本VSタイの一戦にむけて招集されるサッカー日本代表が発表されました。
この試合は日程的にも国際Aマッチデーではないため、基本的に選手の招集には強制力がありません。
そのため、年末年始にリーグ戦が行われるプレミアリーグやスペイン、フランス、イタリア、スコットランドのチームに所属する選手は基本的に対象外となっています。
具体的なところでは、最近の日本代表では中心メンバーでもある久保建英選手や三苫薫選手のほか、遠藤選手や守田選手、鎌田選手も今回は招集外となっています。
そもそもタイ戦はなんで組まれたのか??
そもそも、この元日に行われるタイ戦がマッチメイクされたのにはいくつか理由があるわけです。
まずは、興行目的でサッカー協会も利益が欲しかったのだと考えられます。
日本サッカー協会もコロナ渦の影響を少なからず受けていました。
まあ、それ以前にここ数年間はサッカー人気というかサッカー日本代表の人気は地に落ちるほど低迷していました。
カタールワールドカップの躍進により、今ではサッカー日本代表の人気もかつてにように高まっていますが、コロナ渦の折には収益も悪化し自社ビルを売却したというニュースもあったくらいです。
ですので、代表人気が盛り上がっている今の時期に、ホームで代表選を開催するのは資金源としても有効な手段と言えます。
チケット収入ももちろん期待できますが、グッズの販売利益やテレビの放映権も大きな収入源となります。
もう一つ、元日のタイ戦をマッチメイクした大きな理由と考えられるのは、来年1月に開催されるAFCアジアカップカタールに向けた準備のためでしょう。
今回のAFCアジアカップカタールでは代表選手の招集人数が23人となかなか厳しい人数となっています。
特に現在のサッカー日本代表のように、高いクオリティで2チーム作れるようなタレントぞろいのチームにとってはマイナスでしかありません。
まあ恐らく、今までの大会や親善試合で試してきたように、今回もターンオーバーを取り入れつつ、招集メンバーをフル活用して戦うのでしょうが、招集人数が23人と限られている今回はよりポリバレント性が重要視されてくるかもしれません。
その23人を最終選考する場として、元日のタイ戦はさまざまなテストを行う可能性が考えられます。
AFCアジアカップカタール1/14からグループステージの試合が行われ、日本の入ったグループDにはベトナム、イラク、インドネシアがおり、総当たりで決勝トーナメント進出をかけて戦います。
タイはほかのグループではあるのですが、仮想ベトナム、仮想インドネシアといった意味合いもあるのかもしれません。
いまの日本代表の充実ぶりは当然アジアの多くの国でも知られています。
おのずと対戦国はとにかく日本に負けないような戦い方をしてくると考えられます。
つまり、がっちりと引いて守ってカウンター狙いという、あからさまな堅守速攻スタイルで来るでしょう。
多くの対戦国は5バックかもしくは6バックで来るかもしれません。
0-0でもいいから勝ち点1を取りに来るハズです。
もちろん日本代表も引いて守るサッカーに対応し、無理やりでもこじ開けて得点する必要が出てくるわけです。
そのテストがタイ戦でも行われるはずです。
今回の招集では個の力でサイドを崩す久保選手や三苫選手はいませんので、どんな形でタイの堅い守りを崩すのか興味深いところです。
もちろん、硬く守る相手にはフリーキックやコーナーキックのようなプレースキックからの得点も重要なポイントとなってきます。
そこで、今回初招集された伊藤涼太郎選手は注目です。
元々はトップ下のイメージが強いクール太郎ですが、ボランチかインサイドハーフに入るのではないかと予想されます。
守備強度がそこまで必要とならないアジアの試合だからこその配置なわけですが、このポジションでクール太郎が使えるとなると、森保ジャパンのアジアでの戦い方に、かなり大きなインパクトとなるのではと考えます。